『自転車屋さんの高橋くん』は、仕事に疲れた大人女子が“予想外の優しさをくれる年下男子”に少しずつ心を溶かされていく恋愛漫画です。この記事では2巻のネタバレあらすじと感想を紹介します。ここから先はネタバレを含むのでご注意ください。
作品情報
- 作者:松虫あられ
- ジャンル:大人の恋愛・年下男子・日常系
- 既刊:1巻〜9巻(2025年9月30日)
- 配信サイト:コミックシーモア、ebookjapan、Amebaマンガなど
キャラ紹介
飯野朋子(はんの ともこ)・通称パン子(30)
気弱で、人に強く言えないアラサーOL。頼まれると断れず、職場でもセクハラまがいの言動に何も言い返せないほど“NOが言えない”性格。
高橋遼平(たかはし りょうへい)(26)
近所の自転車店で働く、ちょっとヤンチャな雰囲気の年下男子。見た目はヤンキーっぽいが根は優しく、困っている人に迷わず手を差し伸べる世話焼きタイプ。強引なところもあるが、その裏にある誠実さと不器用な優しさが魅力。
前回のあらすじ
『自転車屋さんの高橋くん』1巻では、30歳で本音を言うのが苦手な朋子と、ぶっきらぼうだけど優しすぎる年下ヤンキー・遼平が距離を縮めていく様子が描かれました。
ドラえもんをめぐる出来事からはじまり、花火大会や居酒屋での会話を通して、ふたりの関係は少しずつ特別なものに。
ラストでは、遼平のまっすぐな言葉に朋子が心を開き、優しいキスを交わすところまで進展しました。
2巻では、この“恋のはじまり”からさらに深まっていくふたりの物語が描かれます。
【ここからネタバレ】2巻のあらすじ
9話
遼平が朋子の家にご飯を食べに来ることに。
手料理をおいしそうに食べてくれたり、写真立てにあった高校時代の朋子の写真を見つけて「待ち受けにする」と写真を撮ったり、ふたりの空気はすっかり“仲良しカップル”のよう。
つまずいた朋子を遼平が受け止め、いい雰囲気になりかけるものの、遼平は「10時過ぎか」と帰る準備。
門限があるのかな…?と朋子は少しモヤモヤします。
玄関では優しく抱きしめられ、幸せなはずなのに「私たち、付き合ってるのかな…」という不安が胸に残るのでした。
職場では遼平のことを思い出してぼんやりしてしまう朋子。
そんな時、山本さんが現れ、資料作りを手伝うと言ってきます。
そして「ヤンキーとまだ友達なの?」と切り込み、さらに
「いい人だから利用されてるんじゃない?
もうさすがに俺たちも30歳だし、世間的に輩が恋人ってキツくない?」
と、今いちばん言われたくない言葉を投げつけられてしまいます。
思わず涙がにじむ朋子は、震える声で
「彼は誰かのことも、誰かの好きなものも、バカにしたりしないです」
と言い返し、そのまま部屋を飛び出します。
外では話を聞いてしまったキミちゃんが、
「がんばったね、えらいよ」
と優しく受け止めてくれました。
10話
その後、キミちゃんに誘われ食事へ。
そこには、キミちゃんの同棲中の彼氏で、元職場の先輩・駿河さんもいました。
キミちゃんは、妊娠したことを朋子に報告。
朋子は心から喜びますが、続けて「会社を辞める」と聞き、寂しさも感じます。
しかしキミちゃんは
「山本に言い返したの見て、もう大丈夫だと思ったよ」
と言ってくれて、その言葉に朋子は胸が熱くなります。
帰り道、遼平と遭遇し、まさやんの中華屋へ。
キミちゃんの妊娠の話をすると、遼平もまさやんが子どもを持った時の寂しさを語ってくれます。
そんなふたりの様子を見ていたまさやんが、
「ふたりは付き合ってんの?」
と直球の一言。
朋子が自信なさげに「付き合ってるのでしょうか…」と言うと、
「付き合ってない女にチューするかよ」
遼平ははっきりというのでした。
11話
休日、ふたりは“毛塚治展”へ。
展示を楽しみ、カフェでゆっくり過ごすデートらしい1日です。
朋子は、遼平が気にしていたグッズのTシャツをこっそり買っていて、カフェで渡しました。
照れながら喜ぶ遼平に、朋子はホッとします。
話の流れで、遼平に「どんな子どもだったの?」と尋ねますが、遼平は「忘れた」と、返事はあまりぱっとしないものでした。
カフェを出る時、人とぶつかってしまいコーヒーをかけられてしまった遼平。
その相手は、なんとキミちゃんの彼氏・駿河さんでした。
遼平は弁償を断り、朋子にもらったTシャツを着ると言います。
別れた後、遼平は急に走り出し、カフェへ戻り駿河さんに話しかけます。
「あんた…『走れイカ男』の人…?」
実は駿河さんは、遼平が大好きな漫画の作者だったのです!
サインを書いてもらい喜ぶ遼平の姿を見て、朋子は
「本当に忘れたのかな いつか話してくれるかな」
と思うのでした。
12話
雪の降るクリスマスイブ。
遼平が会社まで車で送ってくれ、帰りも迎えに来ると約束。
クリスマスデートができると思った矢先、母からの電話が入ります。
実家の犬・たもつが立てなくなり、“最期”かもしれないという連絡。
動揺しながらも帰る決断をし、新幹線へ向かうものの、大雪で運行停止。
困り果てて遼平に電話すると、遼平はすぐに朋子の異変に気が付き、
「何か困ってるだろ」
と迷わず車を走らせてくれます。
13話
遼平は岐阜から東京まで、5時間かけて朋子を送ることに。
申し訳なさそうに謝る朋子に対して、遼平は
「損か得か知らんけど、ともちゃん困っとんなら行く意味あるやろ」と、
その言葉に、朋子は胸が詰まります。
実家に着き、朋子はたもつの最期を看取ります。
そばに寄り添う母を見届け、遼平はそっと外へ。
落ち着いた頃、母は朋子に、以前話していた良い人とは遼平のことなのか?と聞き
「優しい人ね。あんたに頼れる人ができてよかった」
と言い、涙ながらに本音も打ち明けました。
たもつがいなかったら朋子はとっくに私のところには帰ってきてくれなかった、そのことを自分の中でなかったことにしていた、と。
それに対して朋子は、
「お母さんのとこは 私の居場所じゃなかったけど…もう見つけられたから…いいの」と落ち着いた表情で答えたのだった。
帰り際、母は
「朋子のこと、よろしくお願いします」
と遼平に伝え、遼平は静かに「はい」と答えました。
14話
東京で一泊することになりカレー屋さんで食事をしながらホテルを探していました。
お店を出ようとしたとき、遼平が中年の女性をじっと見つめます。
なんと、その女性は遼平の“父親”だったのです。(つまり女装をしているということです。)
声をかけると、相手は気まずそうにうつむくが、遼平は思わず掴んで投げてしまいます。
店員に止められ、なぜか三人で座って話すことに。
遼平の父は、遼平を実家の祖父のところに置いて行ったきり、一度も連絡をよこさず帰ってこなかったのです。
遼平は父親の悪びれる様子もない態度にキレて水をかけます。
「家族作るの苦手なの。やりたいこと諦めてガキの面倒見るなんて無理だった」
という父親の言葉に、遼平はもうキレることもなく静かに落ち着いた様子でその場を後にしました。
ホテルに戻り、ぐったり横になる遼平。
朋子が「私が頼まなければこんな思いしなくてすんだのに」と謝ると、
遼平は「そういうの、やめろって」と言って抱き寄せます。
遼平はブラウスのボタンを外しながら、恥ずかしがる朋子の胸に顔をうずめ
「このままでおっていい?」
とそっと尋ね、朋子は静かに抱きしめ返しました。
感想
2巻は、1巻よりもふたりの距離がぐっと近づいて、“恋人らしさ”がしっかり感じられる巻でした。
そして恋だけじゃなく、朋子が自分の気持ちをちゃんと伝えられるようになっていく姿がとても印象的です。
母との関係も、いままで言葉にできなかった寂しさやすれ違いが少しずつ溶けていく感じがして、胸が温かくなりました。
職場でも、山本さんにちゃんと言い返せたシーンは、朋子の成長がすごく伝わってきます。
一方で、遼平も自分の“痛いところ”と向き合う場面があり、思った以上に胸がぎゅっとする巻でもありました。
父親との再会はつらい出来事だったけれど、そのあと朋子の存在がしっかり遼平を支えていて、ふたりがお互いの“居場所”になりつつあるのが伝わります。
読んでいて、本当にすてきな関係だな、と心から思える巻でした。
遼平の優しさはもちろん健在で、改めて「この人、読者にも好かれるよなぁ…」と感じさせてくれます。
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まとめ
2巻では、ふたりの距離がしっかり“恋人”へと深まっていくのが感じられて、読んでいてすごく温かい気持ちになりました♡
朋子が自分の気持ちを言えるようになっていく姿や、遼平の過去に触れる切ない場面など、心に残るシーンも多めです。
お互いが少しずつ“居場所”になっていく過程がほんとうに素敵で、じんわり胸があたたまります。
続きがますます気になる、読み応えたっぷりの2巻でした!




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